日中活動

ホームルーム

 登、降園時に各グループの居室で、ホームルームを行っています。挨拶をし、気持ちの切り替えを図ると共に、一日の予定を確認し合います。毎日ご家庭と行き来している連絡帳は、看護師やグループ職員全員が目を通し、ご家庭での様子や健康状態を把握したうえで日中の支援に生かしています。連絡帳で寄せられたご質問やご意見は、極力当日中にご返答できるよう努めています。

作業

 作業種目は、創作、紙漉、陶芸、園芸、リサイクル活動などの自主作業を中心に、利用者の要望を最大限尊重すると共に、個別の課題に沿った作業種目を設定しています。個別の作業として、アイロンビーズや刺し子にチャレンジしている方もいらっしゃいます。また、利用者の希望や実態を充分に把握し、必要に応じて就労支援事業所と連携を行い他施設実習の取り組みを行っています。

食育・調理

 「食べること」は、私たちの命と直接結びついているとても大切なこと。だから、食材が持っている力や調理方法、食習慣も実はおろそかにできません。単なるお楽しみではなく、毎回テーマを決めた「学びの場」として調理活動を行っています。これまでに取り上げたテーマは「お砂糖の力」「卵の力」「ヨーグルトの力」でした。食育はグループ職員だけでなく、当園の管理栄養士が参加しています。

*写真: 「豆のちから」と題して、おぼろ豆腐と湯葉を作りました。

音楽

 ピアノや太鼓、ハンドベルなど様々な楽器を使って思い思いに合奏したり、歌を歌っています。音楽の楽しい雰囲気が全員に伝わると、思わず笑顔がこぼれます。気持を和らげ、皆で一つの時間を共有することは、自己表現や心身のリフレッシュにつながるばかりでなく、情緒や情操の安定にもつながっています。職員によるピアノやギターの生演奏も利用者の皆さんには大好評です。

運動

 身体機能の維持向上を目指し、ボールやトランポリンなどを使って、利用者の皆さんが楽しみながら体を動かすことを大切にしています。歩く、走る、投げる、転がす・・・基本的な運動の要素にルールを設けてゲーム性を演出したり、雰囲気たっぷりのBGMを流すなど、活動が単調にならないよう工夫を行っています。 それぞれのグループ部屋や活動室、少し足を延ばして荒川の河川敷で思い切り走ったりもしています。

ダンス

 毎週水曜日に行っているダンス活動です。振付を真似したり、体を揺らしたり、手を繋いで歩いていたり、そんな様子を見て微笑んでいたり・・。それぞれが自由に表現する場となっています。
 最近では、近隣の施設からも利用者さんと職員がくすのき園にやってきて、一緒にダンスをしています。

近隣清掃

 日中活動の一環として、日頃お世話になっている近隣地域の清掃活動を行っています。道路に落ちているたばこの吸い殻などのゴミを片づけ、町の美化に努めています。清掃活動を通じて、地域の住民の方々との交流も深まっており、そのことが利用者・職員を元気づけています。これからも活動を続けて、利用者が地域で社会参加の場を得られるように取り組んでいきます。

レクリエーション

 すいか割り、書初め、豆まき等の季節行事の他に、和太鼓やカラオケ、音楽活動等、様々なレクリエーションを行っています。
 形にとらわれることなく、各々自由に参加することで、心身のリフレッシュを図る事は、もちろんのこと、集団活動への参加の機会や、自己表現の機会にもなっています。

*写真はギター音楽活動

アロマ

 ラベンダー、ゼラニウム、レモングラス、オレンジスウィートなど、アロマオイルを使ってリラックスを行っています。芳香浴やマッサージで心身を癒し、より良い生活を目指します。普段の活動にアロマを取り入れる他、月に1度はアロマルームとして皆でのリラックスタイムを設けています。

外出

散策・買物・喫茶・プール等の日常的外出

 日中の活動で最も多く希望が寄せられます。朝夕の決まった散策コースを歩かれる方、ご近所のコンビニエンスストアまで、ちょっとお買い物という方・・・などなど。プチ外出の機会を皆さん楽しみにしていらっしゃいます。中でも喫茶は皆さんに大人気。計画を立てて前日から準備している方もいれば、職員配置の余裕を見て、即決で出かけていく場合もあります。

ドライブ

 送迎用車両を使って、近隣の様々な所へ出かけます。グループ全体で出かけたり、目的地によってはグループに関係ない組み合わせにしたり、自由度はかなり高いです。運転手は普段の送迎でもお世話になっているプロドライバーですので、コース設定もお任せ。目的地をお伝えすれば、時間配分を気にせず、楽しいひと時を過ごすことができます。

一日外出

 今年はどんな所へ行きますか?定番のあの場所、旬の場所、意外な穴場、普段から知っている場所、初めての場所?食べたいご飯は和洋中?色んな所で色んな楽しみが待っている一日外出です。

音楽療法

音楽療法師によるセッションが中心です

 スタンダードな曲から即興曲、短音に至るまで、同じ音でありながら、高低や強弱、リズム達が様々な心を奏でます。そこに込められた「喜怒哀楽」の感情が利用者の心に寄り添うように働きかけていきます。自分の感情とシンクロ(同調)した時、心地よい時間と空間が現れ、皆さんのより一層の感情の発露につながっていきます。セッションは、個人やグループなど利用者お一人お一人のご様子によってバリエーションも豊富です。(セッションは、非公開となっています)

理学療法

理学療法士による徒手機能訓練。必要に応じ、職員がサポートに入ります

 お一人お一人のアセスメントに基づいて、個別の訓練計画を立てています。対象となる利用者の皆さんは脳性マヒの方が多いため、現在の機能をできる限り維持できるよう、理学療法士の指導により、あらゆる機会、場所において体の取り組みが行えるようにしています。

給食

おいしい食事は元気の源です

 楽しい雰囲気を心掛け、利用者のペースでゆったりとお食事が取れるよう支援しています。栄養バランスやカロリーに配慮することは無論のこと、咀嚼や嚥下に何らかの障害があり、配慮が必要な方には、食形態の工夫も行っています。調理業務は、当園の栄養士が立てた献立に基づいて、委託業者が施設内で加工調理を行っています。

送迎

家族と事業所を安全に結びます

 朝夕の利用者登降園は、委託業者による送迎バスを利用していただいています。ご家族に負担がないようできるだけご自宅に近いところで乗降場所を設定しています。送迎ルートや送迎時間は利用者及び保護者の希望に極力添えるよう配慮しています。必要に応じて二便での送迎や、外出時の送迎も行っています。
乗務以外の時間でも、運転手の皆さんは施設内外のお掃除を、添乗員の皆さんは利用者支援のお手伝いをして下さいます。

日課表

大まかな日課は設定していますが、個別支援を原則としているので、全体で同時に動くということはほとんどありません。

10:00 利用者登所

10:25 朝の会

10:30 午前の活動(各グループ、曜日によって異なる活動をしています)

11:30 午前の活動終了、休憩、水分補給

12:00 昼食、昼食終了後より休憩

13:45 午後の活動(各グループ、曜日によって異なる活動をしています)

15:00 午後の活動終了、水分補給、帰りの準備

15:30 帰りの会

16:00 帰宅送迎

健康

 看護師が連絡帳を毎日確認し、ご家庭から寄せられた利用者全員の健康情報を把握します。必要に応じて体の状態を一人ひとり確認し、グループ職員や嘱託医師と情報の共有を図ります。身体・血圧測定は、基本的に毎月1回の割合で行っています。嘱託医師は、内科医師と精神科医師が月1〜2回の割合で来園し、利用者の健康に関するサポートと、ご家族へのフィードバックを行っています。摂食・嚥下への取り組みの一つとして歯科医師によるVE(嚥下内視鏡)検査を、希望する方に行っています。また、希望される方には、インフルエンザの予防接種を実施しています。

健康診断

 総合健康診断として年間に1回、施設に検診車を呼び、検尿・血液検査やレントゲン検査、心電図検査等を行っています。秋は、嘱託内科医師による施設内健診を行います。歯科検診は、年2回施設内で行っています。この他、細菌検査(検便)やオプションでの感染症検査を行っており、きめ細かい健康管理に心がけています。

口唇トレーニング

  口から食物をしっかりと摂取することの大切さを考え、咀嚼・嚥下トレーニングをおこなっています。機能のアセスメントから適切なプログラムをたて、食事前に口唇トレーニングを行っています。 

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